第6号(2006年3月発刊)
関俣賢一 :ラブレーと初期パンタグリュエリスムと病の言語態
−四体液説モデルによる〈ピクロコル戦争〉読解
万田博文 :〈喚起〉の射程
−ゲオルク・ミッシュにおける解釈学的哲学/未完の前‐投[プロジェクト]
三枝大修 :「煽動者」たちのトリアーデ
−「ファウスト、マンフレッド、コンラッド」とイジドール・デュカス
小澤 真 :トリスタン・コルビエールにおける複合語
大原宣久 :架空の絵画を語る−レリスとクロソウスキー
木村朗子 :『我身にたどる姫君』におけるおんなの欲望 −女君発見譚の系譜から
工藤 晋 :「われわれ」の行方 −マルモール読解
小野正嗣 :マリーズ・コンデの二つの小説におけるクリシェの問題
安原伸一朗:ポリティックとミスティック −シャルル・モーラスの文学と政治
鈴木尊紘 :〈還元不可能なもの〉への慫慂 −ミシェル・フーコーにおけるarchiveの言語態
西 兼志 :発語媒介行為による言語行為論 −メディア行為論(I)
Kenichiro KOMORI:Productions en deuil