創刊号(2000年6月発刊)
目次
小森謙一郎:言語態とは何か?
-「デリダにおけるマルクスの限界と可能性」におけるスピヴァクの限界と可能性
久保田淳: 他者の「死」と自己の確証
- デリダの『アポリア』におけるハイデガー読解
高橋健一郎:イデオロギー批判としての言語分析、あるいは<ソビエト語>作文小教程
- K.チュコフスキイ『生きている言葉』の言語学的読みの試み
木村哲也: 日本語教育再考
- 均質性からの逸脱をめざして
倉数茂: 輪廻するナルシス
- 川端康成「水晶幻想」と「抒情歌」
小松史生子:三遊亭円朝論『(角)欧州小説 黄薔薇』論
- <通俗>論のための一試考
原宏之: 19世紀フランスにみる情報社会の問題
- ロマン派とサン=シモン主義
伊藤綾: 翻訳と歴史(フィリップ・ラクー・ラバルト)
西山達也: 固有なもの、異質なもの
- マルティン・ハイデガーの翻訳論哲学
森田團: 「翻訳可能性」とは何か?
- ヴァルター・ベンヤミンの『翻訳者の使命』読解
上田和彦: <存在すること>の彼方の「意味」について
- レヴィナスの意味論の問題
編集:小森謙一郎/高畑一路/平山恵子