第3号(2002年6月発刊)
目次
原宏之: 「文学機械」についての覚書
高畑一路: テレプレザンスと身体 --ヒューバート・L・ドレイファス『インターネットについて』読解
大原宣久: アルファベットとパスタの味わい
安原伸一朗:どこにでもいる人の常套句 --ジャン・ポーランの民主主義
坂口周: 反転硬化症、嗜眠性時代 --ヒノマル・レボリューション(赤瀬川原平篇)
村瀬甲治: 李良枝「かずきめ」試論 --「書くこと」をめぐる物語の所在
林少陽: 言語の物質性を求めて --横光利一を通して見た、ある中国語小説の書記体:劉以しょう『飲んだくれ』を巡り
木村朗子: 立体ものがたり展開試行
金澤忠信: キケローの贈り物 あるいはコミュニケーションについて
小野文: バンヴェニストからマリノフスキーへ、あるいは発話行為概念の境界
久保昭博: 体系とコミュニケーション --構造主義以降のフランスにおける文学ジャンル理論の展開
小森謙一郎:A la recherche de la table perdue --Husserl et Marx
編集:鈴木尊紘/大原宣久/大森晋輔/三枝大修/藤田省一/小森謙一郎/高畑一路