第4号(2003年10月発刊)
目次
互 盛央 : 言語という正義 −ソシュールとデリダの言語論
小森謙一郎: 不可能な記憶 −デリダの生産
高畑一路 : ハイパーテクスト再考#1
−読み得るハイパーテクスト/書き得るハイパーテクスト
多羅尾歩 : 遠い<水>の記憶 −萩原恭次郎「日比谷」と『断片』のあいだ
内藤まりこ: 萩原恭次郎における詩の創発 ー初出「日比谷」について
藤井貞和 : 言語態
村瀬甲治 : 虫・森・紙・筆跡 −宮沢賢治「オホーツク挽歌」詩群試論
林 少陽 : 西脇順三郎のメカニズム論的詩学
−『超現実主義論』におけるカント的概念の意味を巡り
伊藤 綾 : 芸術の終焉の余白に −ボードレール・ハイネ・ヘーゲル
大森晋輔 : 体験と言語
−P.クロソウスキーのニーチェ論におけるシミュラークルについて
藤田省一 : プルーストと語源学
大原宣久 : 無人島の性行動 −トゥルニエ『フライデー、あるいは太平洋の冥界』論
工藤 晋 : エドゥアール・グリッサン『レザルド川』読解
−語る主体の刻印とディスクールの弁証法