東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

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国際コミュニケーション演習I (ヴァイマル時代のクラカウアーの映画批評)

  • 科目コード(修士): 31M200-0710A
  • 科目コード(博士): 31D200-0710A
  • 開講学期: A1A2
  • 曜限: 金曜4限 Fri 4th
  • 教室: 駒場8号館 8-208
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 竹峰 義和

授業の目標・概要

戦後に書かれた『カリガリからヒトラーへ』で知られるドイツの批評家ジークフリート・クラカウアーは、ヴァイマル時代に『フランクフルト新聞』の文芸欄担当記者として膨大な数の映画時評を執筆している。この演習では、当時のドイツ映画(グルーネ『蠱惑の街』、『ムルナウ『最後の人』…)やアメリカ映画(チャップリン、キートン…)、ソ連映画(エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』)などについて書かれたクラカウアーの映画時評をドイツ語で精読するなかで、モダニズムとテクノロジーをめぐるクラカウアーの思考について考察する。

授業のキーワード

  • クラカウアー、映画、モダニズム、テクノロジー
  • Kracauer
  • cinema
  • moderism
  • technology

授業計画

1.イントロダクション
2.グルーネ『蠱惑の街』
3.ムルナウ『最後の人』
4.パプスト『パンドラの箱』
5.キートン『キートンのセブン・チャンス』
5.チャップリン『サーカス』
6.エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』
7.プドフキン『アジアの嵐』
8.マイ『アスファルト』
9.スタンバーグ『嘆きの天使』
10.デュードウ『クーレ・ヴァンペ』
11.ラング『M』
12.マイルストン『西部戦線異状なし』
13.『ダンボ』

授業の方法

演習形式で進める。担当者が事前に作成した訳文をもとに議論する。関連映画の抜粋も鑑賞する。

成績評価方法

授業への貢献度で評価する。

教科書

コピーを配布する。

参考書

授業内で指示する。

履修上の注意

ドイツ語の学習経験があること。