東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

TEL: 03-5454-6376

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言語情報解析実験実習II (計量文献学・計量言語学のための数学III(多変量解析))

  • 科目コード(修士): 31M200-0451S
  • 科目コード(博士): 31D200-0451S
  • 開講学期: S1S2
  • 曜限: 金曜2限 Fri 2nd
  • 教室: 駒場18号館 言語情報解析室
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 川崎 義史

授業の目標・概要

・この授業の目標は,言語データの計量的分析に必要な数理的手法(今学期は多変量解析)の習得です。 ・計量的手法を初めて学ぶ学生を対象として,基礎的事項から説明します。 ・多変量解析を用いた研究を紹介します。 ・分析自体は統計ライブラリを使えば事足りますが,「推定の仕組みが気になる」,「ブラックボックスにしておきたくない」という意欲的な学生の受講を期待しています。

授業のキーワード

  • 多変量解析,クラスター分析,回帰分析,主成分分析,対応分析,因子分析
  • Multivariate analysis
  • Cluster analysis
  • Regression analysis
  • Principal component analysis

授業計画

1.イントロダクション
2.クラスター分析1
3.クラスター分析2
4.回帰分析1
5.回帰分析2
6.回帰分析3
7.回帰分析4
8.主成分分析1
9.主成分分析2
10.対応分析1
11.対応分析2 1
2.因子分析1 1
3.因子分析2

授業の方法

・講義形式です。 ・学習事項の確認として,複数回,課題が出ます。

成績評価方法

持ち帰り試験(70%),課題(20%),授業への参加状況等(10%)をもとに総合的に判断します。

教科書

特になし。プリントを配布します。

参考書

足立浩平(2006)『多変量データ解析法 心理
・教育
・社会系のための入門』ナカニシヤ出版 石村貞夫(1992)『すぐわかる多変量解析』東京図書 田中豊,脇本和昌(1983)『多変量統計解析法』現代数学社 三野大來(2001)『統計解析のための線形代数』共立出版 涌井良幸,涌井貞美(2011)『ファーストブック 多変量解析がわかる』技術評論社 マスオ『高校数学の美しい物語』http://mathtrain.jp

履修上の注意

・文系レベルの高校数学の基礎知識(ベクトル,指数・対数関数,微分・積分など)は必要なので,不安がある人は復習しておくことをおすすめします。 ・基本的にプログラミングは行いません。