東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

TEL: 03-5454-6376

FAX: 03-5454-4329

言語情報解析II (現代中国語文法に関わる言語現象の解析と考察)

  • 科目コード(修士): 31M200-0340A
  • 科目コード(博士): 31D200-0340A
  • 開講学期: A1A2
  • 曜限: 金曜2限 Fri 2nd
  • 教室: 駒場8号館 8-317
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 小野 秀樹

授業の目標・概要

現代中国語(共通語ならびに方言)を対象とし、文法現象に関わる具体的なテーマを設定した上でその分野領域における最新の研究状況を分析・詳査するとともに、その現象に関係のある言語事実を詳細に観察し、問題の所在を明らかにした上で考察を進める。今学期は先学期に引き続き、形容詞の文法機能と意味特徴について考察する。

授業のキーワード

  • 現代中国語学、文法研究、言語学
  • grammar of modern Chinese
  • linguistics
  • 受講者
  • 担当者

授業計画

今年度のSセメスターと同様に、現代中国語の形容詞の文法機能と意味特徴を中心的なテーマに据え、初回の授業で演習の担当順など具体的なスケジュールを決める。以降は概ね、1~2回分の授業で1篇の進度で、個別に選定した先行研究論文の精読・分析とそれに関する言語現象の検討を加えていく。

授業の方法

先行研究の分析に当たっては演習形式を取り入れる。受講者は分担に従いテーマに即した先行研究の選定とその内容に関するプレゼンテーションを務める。研究内容の詳査ならびに関連する言語現象の検討においては全員でディスカッションする形式で進めていく。

成績評価方法

基本的には演習担当のプレゼンテーションならびにディスカッションへの参加の状況に鑑みて評価する。場合によっては別途期末レポートを課す。

教科書

特になし。先行研究や言語現象に関する資料は、担当者ならびに教員から適宜印刷物を配布する。

参考書

特になし。授業に必要な参考資料は、その都度教室で指示ないし配布する。

履修上の注意

現代中国語の文法論に関する授業なので、原則として現代中国語を解する人の受講に限る。逆に、中国語を解する人で、自身の専門が言語学、中国語学でなくとも、言語研究に深い興味を有する場合は受講を認める場合もある。専門が語学以外の人は初回の授業時に履修について確認・相談してほしい。