専門分野
中国語学。現代中国語の統語論・意味論・語用論を主たる研究領域としている。中国語におけるさまざまな現象について、認知言語学・対照言語学・構文文法などの観点から、その意味と構造との関係について考察を行なっている。近年では、中国語の名詞句の機能、中国語における体言化、中国語における主題化、中国語の程度表現、中国語の修飾構造などが主な研究テーマである。
業績
著書
- 『北京の風』(共著者:木村英樹,白帝社,1995)
- 『統辞論における中国語名詞句の意味と機能』(単著,白帝社,2008)
論文
- 「“的”の『モノ化』機能 ――『照応』と“是…的”文をめぐって――」(『現代中国語研究』第3期,朋友書店,2001)
- 「中国語における"分類”と"描写”――“名詞述語文”を成立させる要因から」(『未名』20号,中文研究会(神戸大学文学部中文研究室)編,2002)
- 「名詞句における形容詞の属性付与と様態描写」(『現代中国語研究』第6期,朋友書店,2004)
- 「漢語形容詞的分類与描写功能」(『日本現代漢語語法研究論文選』,北京語言学院出版社,2007)
- 「“挺~的”と“太~了”の意味機能」(『漢語与漢語教学研究』,東方書店,2010)
- 「中国語における連体修飾句の意味機能」(『木村英樹教授還暦記念 中国語文法論叢』,白帝社,2013)
国際シンポジウム
- 「略論帯“得”字補語句所表示的“可能意義”」,第三届国際中国語言学学会(香港,1994年7月)
- 「現代漢語中的“的”字結構其語義特徴与語法功能」,21世紀首届現代漢語語法国際研討会(香港,2001年2月)
- 「再論漢語形容詞的“分類”与“描写”功能」,第十一届国際中国語言学学会(名古屋,2002年8月)
その他の業績
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受賞
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