東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語態研究演習(『カリブー世界論』を読む)

  • 科目コード:08C1603
  • 開講学期: 冬
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 星埜 守之

授業の目標・概要

コロンブスの航海によって発見されたカリブ海の島々は、アメリカスの植民地化の戦略的地点として、また、砂糖などのモノカルチャーの拠点として、「近代」のエンジンのひとつであり続けた。そのカリブ海域、とくにフランス語圏の島々の社会・文化・文学の現在を辿りながら、私たちの生きる「世界」がいかなる世界なのかを考えてゆきたい。

授業のキーワード

  • カリブ海
  • フランス語圏
  • 植民地主義

授業計画

フランス語圏カリブ海世界の成り立ちを概観したのち、中村隆之著『カリブー世界論』を読み進めてゆく。また、適宜関連のテクストにも触れる予定。

授業の方法

最初の1~2回に導入の授業をおこなったのち、受講者に『カリブー世界論』の一部をそれぞれ担当してもらい、発表・討論を中心に進めてゆく。

成績評価方法

発表、レポートなどで評価する。

教科書

中村隆之『カリブー世界論:植民地主義に抗う複数の場所と歴史』(人文書院、2013)

参考書

授業で適宜指示する。

履修上の注意

フランス語の知識がなくても受講可能です。