東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
はじめに、現代語のアスペクト・テンス形式について、有力な説を紹介・検討する。主として「~ている.~た、基本形(無標形)」などを扱う。続いて、古代語のアスペクト・テンス形式について検討する。主として「~つ、~ぬ、~たり、~き、~けり、基本形(無標形)」を扱う。次に、中世・近世語のアスペクト・テンス形式について検討する。主として「~てある、~ている、~た、基本形(無標形)」などを扱う。以上によって、古代語から現代語へのアスペクト・テンス形式の移行の説明とする。
4回 現代語のアスペクト・テンス、その理論的検討。
4回 古代語のアスペクト・テンス。
4回 古代語から現代語への移行。
講義形式による。
平常点とレポート
プリントを配布する。
『話し言葉の日本史』 野村剛史 吉川弘文館
積み重ね科目なので、毎回の授業に出席のこと。