東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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日本語学Ⅰ(日本語のアスペクト・テンス形式の歴史)

  • 科目コード:08C1522
  • 開講学期: 冬
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 野村 剛史

授業の目標・概要

はじめに、現代語のアスペクト・テンス形式について、有力な説を紹介・検討する。主として「~ている.~た、基本形(無標形)」などを扱う。続いて、古代語のアスペクト・テンス形式について検討する。主として「~つ、~ぬ、~たり、~き、~けり、基本形(無標形)」を扱う。次に、中世・近世語のアスペクト・テンス形式について検討する。主として「~てある、~ている、~た、基本形(無標形)」などを扱う。以上によって、古代語から現代語へのアスペクト・テンス形式の移行の説明とする。

授業のキーワード

  • 動詞アスペクト
  • テンス
  • ている
  • たり

授業計画

4回 現代語のアスペクト・テンス、その理論的検討。
4回 古代語のアスペクト・テンス。
4回 古代語から現代語への移行。

授業の方法

講義形式による。

成績評価方法

平常点とレポート

教科書

プリントを配布する。

参考書

『話し言葉の日本史』 野村剛史 吉川弘文館

履修上の注意

積み重ね科目なので、毎回の授業に出席のこと。