東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
現代ドイツ語を語学的、社会言語学的および言語論的な側面から見たドイツ語の文章を読むことにより、言語学的、社会学的、哲学的な内容のドイツ語を正確に読む力を養う。
以下のような文献を読む。
1. 現代ドイツ語の特徴である、名詞化文体、Denglisch(英語の影響の大きいドイツ語)、2格や3格の衰退、枠外し(Ausklammerung)などについて書かれた語学的文献。
2. ドイツ語の文法性の中立的表示の傾向、EUにおけるドイツ語の位置、海外における少数言語としてのドイツ語などについて書かれた社会言語学的文献。
3. Wilhelm HumboldtやSapir/Whorfの言語相対論に対する現代の学者による論考。
授業は、毎回、担当を決めて訳読ないしまとめを発表してもらう演習形式で行う。また、当該テクストに対して予め授業担当者が用意した論点に対して、インターネットなどで調べて発表してもらい、全体で議論する。もちろん、履修者から論点を提案してもらい議論することも歓迎する。
授業中の発表と期末テストによる。
プリントを用意する。
授業で指示する。
自分の担当でない部分についても予習をしてきて積極的に議論に参加してほしい