東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語科学基礎理論演習II(中国語文法論の諸問題(名詞句の機能))

  • 科目コード(修士): 31M200-0120W
  • 科目コード(博士): 31D200-0120W
  • 開講学期: 冬
  • 曜限: 火(Tue)5
  • 教室: 8号館 8-420
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 小野 秀樹

授業の目標・概要

現代中国語文法論に関する問題をピックアップして、関連する先行研究を参照しながら、討議と分析を通してその解明にあたる。今学期は、中国語における名詞句の機能、ならびに「“指称(reference)”」を主要なテーマとして取り上げ、指示詞や量詞および名詞句の意味と機能について、先行研究の成果を精読しながら詳細に検討を加える。必要に応じて、日本語や英語との比較対照も行ない、中国語の特徴をより明確に記述することを目指す。

授業のキーワード

  • 「指示」「名詞の意味特徴」「名詞の文法機能」「指示詞」「量詞」「構文」「対照言語学」「文法化」

授業計画

授業では、テーマに関連する参考文献を適宜ピックアップし、それらを精読することで分析と考察を進めていく。文献は受講者が順次その読解と解説を担当し、プレゼンテーションを通して問題点の指摘や論点の整理を行ない、それについて全員で討議する。さらに必要に応じてコーパスや小説などから得た言語資料に基づき、未解決の問題の解明に向けてデータの分析と考察を行なう。

授業の方法

演習形式と講義形式の併用

成績評価方法

平常点および期末レポートにもとづいて評価する

教科書

プリントあるいはファイルの形で受講者に配布する。

参考書

プリントあるいはファイルの形で受講者に配布する。