東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
本演習では、社会言語学の中でもとりわけ「言語変異と言語変化」に関する分野の理解を深めていくこととする。具体的には、共時的分析と通時的分析、社会的ネットワーク分析、方言接触と新方言形成、言語消滅、子供の言語変異、ディスコースにみられる変異といったテーマを取り上げ、実例を含む関連文献や論文を輪読・議論しながら考察を加えていく予定である。履修者は、理論的枠組みを踏まえた議論や発表が求められているため、一定の知識を有していることを履修条件とする。詳細については開講時に説明するとともに、履修者とも相談の上、決めていくこととする。
本演習は、学生主体の輪読・議論を中心とするセミナー形式とする。予めディスカッションリーダーを決め、担当箇所を準備してもらう。発表の際、論文の内容を把握したうえで要約し、かつ批判的に意見を述べることが期待される。ハンドアウトも作成・配布してもらう。聞き手の学生も、必ず論文を読み、質問を準備し、議論への活発な参加が期待されている。
授業・議論への参加、発表(ハンドアウトを含む)、課題を総合的に評価。