東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
日本語の基礎語彙の中から動詞を取り上げて、コーパス調査をもとにその分析と記述を行う。従来の学習用辞書になかった情報をできるだけ明らかにし、多義性の体系化を行う。
授業参加者の数によって変動。原則として、履修者は少なくとも1回、できれば2回のディスカッションリーダーを担うこと。
セミナー形式。参加者は、毎回決められた動詞について1)既存の辞書の語義解説や配列を検討、2)コーパス調査と内省の両方を使って新しい知見の発掘を行う、3)外国語の対照を通じて、日本語の注意すべき用法の発掘を行う、の3つの作業を行う。
クラスでの報告、及び期末レポート半々。
なし。
國廣哲彌『理想の国語辞典』、柴田武(編)『ことばの意味:辞書に書いてないこと』、森田良行『基礎日本語』。その他、授業中に必要に応じて指示する。