東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

TEL: 03-5454-6376

FAX: 03-5454-4329

言語態基礎論I(ポストコロニアル批評の諸相)

  • 科目コード(修士):31M200-1060S
  • 科目コード(博士):31D200-1060S
  • 開講学期: 夏
  • 曜限:月曜5限
  • 教室:8号館 8-208
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 星埜 守之

授業の目標・概要

西洋による非=西洋地域の植民地化の長い時代のあと、20世紀の後半には多くの旧植民地が独立をはたしたが、一方で様々な形での支配/被支配の状況は継続されている。こうした植民地化後(ポストコロニアル)の文脈の中で、これまで周縁化されてきた被支配者の視点から西洋的な価値観や「文化」、「文学」といった概念を根本的に相対化しようとする批評の状況が生まれてきている。この授業では、こうした、いわゆるポストコロニアル批評の諸相を概観しつつ、個別のトピックや著作についての理解を深めることを目標とする。

授業のキーワード

  • 文化
  • 植民地
  • グローバル化
  • ポスト・コロニアリズム

授業計画

エドワード・サイード、ガヤトリ・スピヴァク、ジェイムズ・クリフォードなど、ポストコロニアル批評において大きな役割を果たしている著者を紹介し、また、彼らの著作が文化批評や文学批評にいかなる地平を切り開いたのかを検討する。導入の授業以降は、受講者による発表を中心に運営してゆく。

授業の方法

受講者による発表と討論を中心とする。

成績評価方法

平常点、レポートなどで評価する。

教科書

必要に応じてプリントを配布する。

参考書

適宜指示する。