東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
ロシア象徴主義の芸術理論の中心のひとつに「生活創造の芸術」論がある。この授業ではこの理論がどのようなものであったかを考えるとともに、この理論とフョードロフ、ソロヴィヨフなどのロシア・コスミズムの代表的な理論家たちの芸術論との関係、さらにロシア革命後のアヴァンギャルドの「生活建設の芸術」論とのつながりについても考える。
ロシア象徴主義の芸術理論についてのいくつかの論文を読み、さらにフョードロフやソロヴィヨフの芸術に関する論文を読んで、両者のつながりを考える。
最初の授業でロシア象徴主義の「生活創造の芸術」論について簡単に講義した後、いくつかの論文を受講者のそれぞれの関心に応じて分担して発表してもらう。
平常点とレポート
授業中に配布する。
授業中に指示する。
テクストはロシア語と英語のものを用いる。