東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
意味研究を通して,言語学の方法を理解し,言語について考えさせることを目的とする.
最初に,言語学とその構成部門(音韻部門,統語部門,意味部門など)の一般的導入を行う.次に,統語論と意味論についてのより詳細な説明を行う.統語論については,初期生成文法の説明を通じて,統語論の基礎的な概念と方法論の習得を目指す.意味論・語用論については,まず,一般的知識や推論能力との関連で,言語表現そのものの意味を越えて現れてくる,発話行為,会話の含意などの語用論的言語現象の考察を行い,最後に,認知意味論の立場から,メンタル・スペース理論の枠組みで,指示と記述,役割と値,時制などを論じる.
講義および研究発表
レポート(複数回.課題は,授業中に指示する
著者:ジル・フォコニエ
書 名:メンタル・スペース
出版社名:白水社
ISBN:4-560-01989-4
特になし