東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語社会分析演習II(エドゥアール・グリッサンを読む)

  • 科目コード: 0824033
  • 開講学期: 夏
  • 曜限: 金曜3限
  • 教室: 12号館1221
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 星埜 守之

授業の目標・概要

昨年死去したカリブ海フランス語圏の詩人・小説家・思想家エドゥアール・グリッサンの主著『カリブ海のディスクール(Discours antillais)』を講読しながら、西洋近代のもう一つの顔ともいえる奴隷交易によって生み出されたクレオール的社会・文化について考える。

授業のキーワード

  • カリブ海
  • クレオール
  • マルティニック

授業計画

1.フランス語圏カリブ海の成立、2.奴隷制とクレオール社会 3.マルティニックの文学―ネグリチュードからクレオール性へ 4~15.『カリブ海のディスクール』講読

授業の方法

最初の数回でフランス語圏カリブ海の歴史的文化的文脈を概観したのち、受講者の発表と討論を中心に授業を進める。

成績評価方法

発表、レポートなどで総合的に評価する。

教科書

Edouard Glissant, Le Discours antillais(プリントで配布する)

参考書

授業で適宜指示する。