An Interlanguage Analysis of Reading Strategies
in English (Outline of a Sample Research Design) 修士課程 河内山晶子 |
ここからファイルをダウンロードして下さい 当日のハンドアウト MS Word 00KB ![]() 活動報告原稿 MS Word 00KB ![]() |
How Contextual Strategies and Lexical-Grammatical
Strategies are Used in Guessing the Meaning of Unknown Words 未知語推測における文脈ストラテジーと語彙・文法ストラテジーの使用に関する研究 博士課程 河内山晶子 |
【Summary】 Focusing on two different aspects of reading strategy, lexi-grammatical and contextual strategies, this study investigates the relation between the subject's level of L2 proficiency and the activation of these two strategies. Based on the concept that contextual strategy, unlike the knowledge-based lexical-grammatical strategies, requires more integrated thinking by the subject, this study first seeks to demonstrate that as L2 proficiency increases, the rate at which contextual strategy is activated is significantly greater than that of lexical and grammatical strategies. The study was undertaken in order to investigate the following research question: How actively and successfully are contextual and lexical-grammatical strategies used by EFL readers at different proficiency levels? In an attempt to respond to this research question, experimental tests were constructed and administered to approximately 800 university-level subjects. Data was collected from subjects at five universities and analyzed statistically using SPSS. Based on these results, many implications for the teaching of English as a foreign language are suggested by this study. 【発表要旨】 この研究は,読解ストラテジーのうち、特に、文脈ストラテジーと語彙・文法ストラテジーについて、学習者の英語能力レベルによる違いを分析したものである。語彙・文法ストラテジーが知識ベースのストラテジーであるのに対し、文脈ストラテジーは知識以上の総合的な思考を必要とするストラテジーであると考えられ、よって、英語能力が高まるほど、その活性化は進むものと考えられる。本実験は、「英語能力の違うEFL学習者の文脈ストラテジーと語彙・文法ストラテジーは、どのくらい活発に、また、どのくらいうまく使用されているのか」を実験したものである。関東地区五大学から、約800人の被験者を得て、データを集め、統計的分析はSPSSを用いた。その結果、EFL読解指導の長期的指導にむけての多くの示唆が得られた。 |
当日のハンドアウトMS Word 31KB![]() 活動報告原稿MS Word 20KB ![]() |
新しい評価の枠組みについて −到達目標の設定− 博士課程 河内山晶子 |
【発表要旨】 |
ここからファイルをダウンロードして下さい 当日のハンドアウト MS Word 00KB ![]() 活動報告原稿 MS Word 20KB ![]() |
フレームワーク創りのあり方について 博士課程 河内山晶子 |
【発表要旨】 フレームワークはすでに諸外国で推進されているが、日本は今、日本の英語教育というコンテキストに最適のフレームワークを求めて模索中である。その中にあって、最前線の教師たちによる日々の教育実践と研究の成果を生かしての、フレームワーク創りが望まれる。代表的フレームワークの概観とその採用に際する視点を提供するとともに、ひとつの提案として、ストラテジーの観点をフレームワークに明示することをあげたい。フレームワーク創造の際望まれるのは、実証的研究の積み重ねによる裏打ちをも含めた、建設的共同的作業であろう。本発表はその点を中心に提案をしたい。現在もちろんフレームワークのすべての枠がすべてきれいに記述されているという現状ではないが、それを常識で補ったりして、特定のものに偏ることなく、より広い視野で日本の教育現場にふさわしいフレームワークを考えるべきであろう。また、実際問題として国と現場との情報交換をよりスムーズにする必要がある。さらには、対象が英語のみか多言語かにより、当然記述の仕方は変わる点も確認しておきたい。前者はスキル重視に後者は概念重視になろう。以上のような論点を踏まえて、今日的課題である「フレームワーク創りのあり方」を考えてみたい。 |
ここからファイルをダウンロードして下さい 当日のハンドアウト MS Word 00KB ![]() 活動報告原稿 MS Word 27KB ![]() |
文脈把握力養成に向けて―「音声重視の読み」反復とその効果― 河内山晶子 |
【発表要旨】 ストラテジーに着目した読解プロセスの研究により、高い読解力を示す読み手の特徴として、未知語推測の際、様々な推測ストラテジーの中から、その状況に適したストラテジーを選んで使う能力が高いことが認められた。中でも文脈を踏まえて推測するストラテジー能力が高いことは特に顕著であった。 このことから文脈把握力を高めれば、未知語の意味推測は容易になり、ひいては読解の最終目的であるテキスト理解が円滑になることは明らかである。それでは、文脈把握力を高めるにはどうすればよいのか。それには、知識の蓄積より、英文そのものに長時間触れて、その文意の流れを感じ取る過程を反復することが肝要であろう。そこで、文脈把握力を高めるための指導として、「音読」の効果を再認識し、指導に取り込むこととした。30名の学習者に、まず「音読」の意義について認識を深める 機会を与え、10週間、毎日2−30分音読に取り組むという課題を課した。教材としては、2−3分で音読できる量の文章をそろえ、学習者はまず、モデルリーデングを聞いて意味理解を試み、次にモデルに合わせて音読する。さらに精読で意味確認した後、自分の声を聞きながらの音読を繰り返す。最後にもう一度、モデルリーディングを聞き、最初に聞いたときと比べて、どのくらいよく聞こえるようになったかを実感するというものである。発表では、「音読」効果の体験的報告と科学的検証を踏まえたうえで、上記の実験結果を報告する。 |
ここからファイルをダウンロードして下さい 当日のハンドアウト MS Word 00KB ![]() 活動報告原稿 MS Word 00KB ![]() |