東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語と認知II[学際言語科学コース] (相互行為分析入門)

  • 科目コード: 08C1521
  • 開講学期: S1S2
  • 曜限: 火曜2限 Tue 2nd
  • 教室: 駒場18号館 18号館メディアラボ2
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 遠藤 智子

授業の目標・概要

実際の物理的環境の中で起きる相互行為(ひととひとのやりとり)は言語的・非言語的資源を駆使して行われるものであり、その実態を理解するには近年発展している会話分析、特にマルチモーダル分析も組み込んだ相互行為分析が有用である。本講義では『基礎からわかる会話コミュニケーションの分析法』(高梨克也著・2016年)を用い、会話分析・マルチモーダル相互行為分析の基礎となる概念を学ぶとともに、実際のデータ分析練習を通じてビデオデータの分析力を習得することを目指す。

授業のキーワード

  • 相互行為
  • 参与構造
  • マルチモダリティ
  • Conversation Analysis
  • communication

授業計画

指定する教科書の構成に従い、主に以下の内容を学ぶ。
・順番交替
・連鎖組織
・共通基盤
・マルチモダリティ
・参与構造
・成員カテゴリー

授業の方法

講義やデータ分析実習のほか、学生による発表も行う可能性がある。

成績評価方法

出席を前提とし、ミニレポート・課題への取り組み・発表等を合わせて評価する。

教科書

講義やデータ分析実習のほか、学生による発表も行う可能性がある。

参考書

高木智世
・細田由利
・森田笑 会話分析の基礎 ひつじ書房

履修上の注意

予備知識は必要としないが、指定する教科書や参考書をよく読み、データ分析に積極的に取り組むことが必要です。自分でデータを収録する課題も出す予定です。