19世紀イギリスの小説を精読し、関連する映像・音声資料を確認しながら、テクストの読解・分析を行い、英語の表現や翻訳上の問題を考えるとともに、その背景にある19世紀のイギリスの歴史的状況、社会情勢、文化的な問題について理解を深めていく。課題として朗読練習や翻訳を通して英語の習得に努めるとともに、毎回の授業では文学批評、テクスト分析の方法を学び、文学研究についての資料調査や議論していく方法を身につける。
第1回:歴史1 (19世紀イギリス小説の歴史的位置付け)
第2回:歴史2 (シャーロット・ブロンテの伝記的背景)
第3回:歴史3(宗教と帝国)
第4回:社会1(19世紀イギリスの社会的状況)
第5回:社会2(都市と地方)
第6回:社会3(女性と社会)
第7回:社会4(階級と資産)
第8回:小論文提出とそれにもとづく議論
第9回:文化1 (文学作品における会話表現)
第10回:文化2(社交)
第11回:文化3(生活様式)
第12回:文化4(家と家族)
第13回:批評理論1(ジェンダー論)
第14回:批評理論2(歴史批評)
毎回、課題テクストを精読しながら、ディスカッションを行いつつ、文学や歴史、社会の読解力を深めていく。
出席(40%、欠席は5点減点)、発表・ディスカッション(30%)、レポート(30%)
Charlotte Brontë, Jane Eyre (New York: Norton, 2016)
授業時に提示する。
英語文献での読解が中心になるので、高レヴェルの英語力を要求する。