東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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原典講読特殊演習(6)[言語態・テクスト文化論コース] (ヴィクトリア朝小説とイギリス)

  • 科目コード: 08C161306
  • 開講学期: A1A2
  • 曜限: 木曜3限 Thu 3rd
  • 教室: 駒場8号館 8-321
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 大石 和欣

授業の目標・概要

19世紀イギリスの小説を精読し、関連する映像・音声資料を確認しながら、テクストの読解・分析を行い、英語の表現や翻訳上の問題を考えるとともに、その背景にある19世紀のイギリスの歴史的状況、社会情勢、文化的な問題について理解を深めていく。課題として朗読練習や翻訳を通して英語の習得に努めるとともに、毎回の授業では文学批評、テクスト分析の方法を学び、文学研究についての資料調査や議論していく方法を身につける。

授業のキーワード

  • 小説、ヴィクトリア朝、イギリス
  • Victorian novels
  • Britain
  • 授業時
  • 読解力

授業計画

第1回:歴史1 (19世紀イギリス小説の歴史的位置付け)
第2回:歴史2 (シャーロット・ブロンテの伝記的背景)
第3回:歴史3(宗教と帝国)
第4回:社会1(19世紀イギリスの社会的状況)
第5回:社会2(都市と地方)
第6回:社会3(女性と社会)
第7回:社会4(階級と資産)
第8回:小論文提出とそれにもとづく議論
第9回:文化1 (文学作品における会話表現)
第10回:文化2(社交)
第11回:文化3(生活様式)
第12回:文化4(家と家族)
第13回:批評理論1(ジェンダー論)
第14回:批評理論2(歴史批評)

授業の方法

毎回、課題テクストを精読しながら、ディスカッションを行いつつ、文学や歴史、社会の読解力を深めていく。

成績評価方法

出席(40%、欠席は5点減点)、発表・ディスカッション(30%)、レポート(30%)

教科書

Charlotte Brontë, Jane Eyre (New York: Norton, 2016)

参考書

授業時に提示する。

履修上の注意

英語文献での読解が中心になるので、高レヴェルの英語力を要求する。