前学期の「ドイツ語学入門」に引き続き,多言語との比較対照にも触れながら,ドイツ語の主に統語的な側面を概観する。受講者の 顔ぶれによっては,前学期からの継続的という面が強くなるかもしれないが,新規履修者でもやる気さえあればフォローできるように配慮はするつもりである。 前学期は,ドイツ語文法における重要事項の解説が中心であり,一部はその継続となる。ただ本学期は,受講者が興味あるテーマを探して,それについて皆で知識や理解を深める,という面も加えていきたい。その際,ドイツ語以外の言語も扱っても構わない。
受講者の関心や背景知識などを参考に,開講時に話し合いたい。
講義,演習,発表(話題提供)など。
授業への積極的な参加,および発表and/or期末レポートand/or期末テスト。
指定なし。
吉⽥光演他 (2001) 『現代ドイツ⾔語学⼊⾨』 ⼤修館書店
乙政潤(2001)『入門ドイツ語学研究』大学書林
⻄本美彦&河崎靖 (2013) 『ドイツ語学を学ぶ⼈のための⾔語学講義』 現代書館
清野智昭(2008)『中級ドイツ語のしくみ』白水社
原口庄輔他(2016)『増強版チョムスキー辞典』研究社
Pittner, K. & J. Berman (2010) Deutsche Syntax. Tuebingen: Narr.
Duerscheid, C. (2010) Syntax. Goettingen: Vandenhoeck & Ruprecht.
その他、必要に応じて授業の際に指⽰する。
受講者は、ドイツ語学習歴があることが望ましい。
積み上げ式の勉強が必要な分野なので、なるべく欠席しないこと。
(欠席した場合は、その分を自分でフォローして、次の授業に臨むこと。)
インターアクティブな授業にしたく、積極的・自発的な発言を求めます。