東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
中世日本で著述された文字論・音韻論に関する著述を精読する。それらを通じて、国学以前の日本人の音韻観・文字観について洞察する。
主として以下の書目などを中心に扱う。
・『以呂波之口伝書』(天正頃)
・『以呂波見聞書』(応永頃カ)
・『倭片仮字反切義解』(伝耕雲明魏)
最終的には、『倭片仮字反切義解』の資料としての再評価に及びたい。
演習形式ないし講読方式を基本とするが、受講者数、受講者の顔ぶれを見て、具体的な進め方を決める。
平常点および期末レポートによる。
プリントを配布する。
授業中に紹介する。
予備知識が不足していると思われる受講者にも可能な限り対応する。