東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
今の時代には第2言語、特に外国語の学習がますます重要になっているにも拘らず、それぞれの教育現場に最適な教授法がまだ確定していない。特に外国語については多くの学習者が言語習得に失敗すると言わざるを得ない。この授業では、実際に教室で使われるさまざまな外国語教科書の分析で、第2言語教育の方法と課題を探求する。対象の言語には英語と日本語の他、担当教員と受講生たちにとって未修の言語も含まれる予定である。
分析する教科書は受講生たちの既習外国語に基いて決められるが、検討する課題には次のようなことが含まられるのであろう。
(1) 文字の紹介方法(特にローマ字使用以外の言語について)
(2) 発音の説明方法
(3) 文法の説明方法
(4) 語彙の選択と説明
(5) タスクの種類
(6) 視聴教材の種類と活用法
(7) 言語文化の紹介と説明
(8) 認知的と社会的なアプローチ
(9) 4スキルのバランス
(10) 会話の教え方
(11) 読解の教え方
(12) リスニングの教え方
(13) 作文の教え方
(14) 翻訳(対訳)の使用
(15) 学習者レベルの設定方法
講義、グループディスカッション、プレゼンテーション
授業参加、プレゼンテーション、期末レポート
[日本語用]
第2言語、外国語、教育、学習、教材、教科書、教授法