東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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テクスト分析演習IV(7)(ゲーテの詩を読む)

  • 科目コード: 08C161107
  • 開講学期: A1, A2
  • 曜限: 月(Mon)3 [13:00-14:45]
  • 教室: 5号館 534教室
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 石原 あえか

授業の目標・概要

ドイツを代表する詩人ゲーテ(1749-1832)の詩を原文で読み、その読み方の可能性を探る。ドイツ語読解力の向上とともに、複数の『ゲーテ全集』の使い方や註の読み方といった文献学の基礎はもちろん、ゲーテ作品を理解するうえで必須の伝記的およびドイツ文学に関する知識の獲得を目標とする。

授業のキーワード

  • ドイツ文学
  • ゲーテ

授業計画

毎回、ゲーテの詩を1作品選び、ドイツ語原文をいかに解釈し、日本語に翻訳できるか検討する。その際、複数の信頼できるドイツ語の『ゲーテ全集』(FA, MAほか)を使い、テクスト原文と註の比較に加え、ゲーテ研究者による短い作品解説(下記教科書に挙げたVerweile doch)なども適宜参照しながら、さまざまな側面からテクストへのアプローチを試みる。
ドイツ特有の「髭文字Fraktur」で書かれた文章の解読練習やゲーテと同時代人または後世の作曲家による付曲聴き比べなども採りいれたいと考えている。

授業の方法

演習形式で行う。共通のドイツ語テクストを履修者全員が読解・分析・議論する。

成績評価方法

授業への積極性および学期末にはレポートを課す予定。詳細は授業内で説明する。

教科書

演習形式で行う。共通のドイツ語テクストを履修者全員が読解・分析・議論する。

参考書

授業中に適宜紹介する。

履修上の注意

ドイツ語原書テクストを徹底して読むので、履修者はドイツ語中級以上の能力を持つ者に限る。毎回、相当量の原文を読み込む予習が必要になるので、それを了解した上での履修が前提条件。履修希望者は初回授業に必ず出席すること。