東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
1920年代にパリで誕生したシュルレアリスム運動は、文学、美術、政治、思想といった領域を横断する20世紀最大の精神の冒険ということができる。また、1920年代後半以降、日本でもこの運動に呼応するように、「超現実派」と総称される芸術家・詩人たちが活動した。今学期はパリのシュルレアリスム運動の流れを概観したうえで、日本の「超現実派」のテクスト(たとえば瀧口修造の詩など)を読む。扱うテクストは、受講者との相談のうえで決めたい。
最初の5回程度で1930年代までのシュルレアリスム運動の展開を概観したうえで、日本の「超現実派」のテクストを読む。
概論ののちに、受講者による発表と討論を中心に運営する。
授業での発表、レポートなどで総合的に評価する。
プリントで配布する。
授業中に適宜指示する。アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言 溶ける魚』(岩波文庫)をあらかじめ読んでおくことが望ましい。