東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
言語と文化
・授業の目標・概要:言語は慣習化された認知活動の一種であり、日常的な行動パターンとして文化の一部を構成するが、言語と文化の関係については多様な観点から様々なことが論じられてきた。この授業では、言語的特徴を文化的特徴に結びつけて論じているものをまず読み、ついで従来言われてきた言語的特徴と文化的特徴との相関関係が子細な言語分析を行うことによってむしろ逆の結論を導いているものを読む。前半で読むものは、"exotic"と言われるような言語および文化についてのある研究者による現地調査の成果の紹介を含む文化人類学的な面もある一方で、その研究者の私生活をめぐる個人的なlife historyにもふれているエッセイ的な文章だが、後半では言語分析的な色合いの濃い、言語学の研究論文を読む予定。初回授業をガイダンスとしてより詳しい説明を行うので、履修を考えている場合には必ず初回授業に参加すること。
初回に予定している授業内容についての説明を行い、2回目以降は順次文献を読んでいく。履修希望者は初回のガイダンスに参加すること。
英文の内容理解を履修者に適宜質問・確認しながら読み進めていく。
平常のperformanceに学期末の英文読解試験+期末レポートをあわせて総合的に評価する。
マスターコピーを用意する。
特になし。適宜授業中に指示。
内容理解だけではなく英文の細かなところも正確に読むことが求められますので、そのつもりで履修してください。