東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
中世から近代にかけての韓国語研究の資料の中から,日記などの比較的口語的な資料を選んで講読し,当時の文法のさまざまな側面について,公に刊行された文語的資料と対比させながら考察する。
当初は,17世紀初頭の宮中の出来事が記された『癸丑日記』(西宮日記とも呼ばれる)をテキストとして,同時期の他の資料と対比しながら解読し,その頃の言語の文法的特徴を明らかにしていく。
講義と参加者諸君の発表による。対照させる過去の言語資料については,コーパスを活用する。資料はプリントとして配布する。
平常点とレポートによる。
白斗鉉(2015)『ハングル文献学』ソウル:太学社
安秉禧他(1990)『中世国語文法論』ソウル:学研社
現代韓国語の初級を修得していること。