東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
近代という時代区分は不思議、斬新、衝撃という非日常的な体験で成されていると語られることが多い。しかし、これらの体験と混じって近代は平凡、凡庸、退屈などの日常的な体験によっても特徴づけられていると言える。本授業ではこうした日常性・非日常性を取り扱う日本近代文学の作品を幅広く、明治から現代にかけて読んでいく。日常性・非日常性の相互関係と、変容する日本の近代体験の有様がその相互関係をもってどのように描かれてきたかを考えていく。
1. 国木田独歩
2. 国木田独歩
3. 国木田独歩
4. 夏目漱石
5. 夏目漱石
6. 夏目漱石
7. 夏目漱石
8. 泉鏡花
9. 江戸川乱歩
10. 芥川龍之介
11. 志賀直哉
12. 川端康成
13. 川端康成
14. 川端康成
15. 川端康成
受講者のプレゼンテーションによって進められる。一回につき、一つの文学作品と一つの論文を読み、事前に決まった二人の発表者はそれぞれの資料を担当する。作品の担当者は分析あるいは解釈したりすることで、論文の担当者は論旨をまとめたり問題提起したりすることで各ディスカッションをリードする。
授業への参加度・貢献度、出席、プレゼンテーションなどによって評価する
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