東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
スイス生まれの20世紀を代表する作家デュレンマットの戯曲『物理学者たち』(初演1962)をどのように分析・解釈すればよいのだろうか?レクラムの青本(ドイツのギムナジウム高学年用読解補助教材)を使いながら、基本的な作品解釈の方法を学ぶ。
教科書として使用するのはドイツ・レクラム文庫から刊行されている読解補助教材(Lektüreschlüssel)。作品自体は原文もしくは日本語訳を授業開始前に読んでいることが前提となる。補助教材についている各章課題チェックリストを効果的に利用しながら、作品構成、成立背景、人物描写、作品受容史などさまざまな視点から、デュレンマットの『物理学者たち』について検討する。
演習形式で行う。ドイツ語教科書を毎時間、履修者全員で通読し、検討・議論する。必要に応じて、時代背景の解説等を行う。
授業への積極性および学期末筆記試験(もしくはレポート)を予定。詳細は授業内で説明する。
演習形式で行う。ドイツ語教科書を毎時間、履修者全員で通読し、検討・議論する。必要に応じて、時代背景の解説等を行う。
デュレンマットの『物理学者たち』の日本語訳(もちろんドイツ語原書も可)を最初の授業の前までに通読しておくこと。その他必要な参考文献は、授業中に適宜紹介する。
ドイツ語原書テクストを読むので、履修者はドイツ語中級以上の能力を持つ者に限る。毎回、ドイツ語テクストの予習がかなり必要になるので、それを了解した上での履修が前提条件。履修希望者は初回授業に必ず出席すること。また独和辞書は必携。