東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
20世紀のもっとも強力な文学・美術・思想運動であったシュルレアリスムの盟主、アンドレ・ブルトン(1896-1966)は、第二次世界大戦下のフランスを逃れてニューヨークに亡命する途上、カリブ海のフランス領の島、マルティニックに降り立つ。このマルティニック滞在から生まれたテクストをフランス語原文で精読する。
最初の1~2回でシュルレアリスムおよびマルティニック島について概説したのちに、毎回担当者を決めてテクストを精読してゆく。
おもに講読形式で進行するが、必要に応じていくつかのトピックについて解説する。
授業での発表、レポートなどで総合的に評価する。
André Breton: Martinique,Charmeuse de serpents (テクストはプリントで用意する)
授業中に適宜指示する。