東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
種々の文献によって、文法史を中心に、その文献から日本語史のどのような事柄が分かるか講義する。
古代の「万葉集」「源氏物語」から中世・近世の文献を経て、近代の「当世書生気質」や「坊っちゃん」に及ぶ。
資料の紹介や性格ということよりも、その資料によって何が史的に明らめられるかを、一連のストーリーとして示す予定である。
主に次の文献を扱う。
「万葉集」、「源氏物語」、「八代集」、「今昔物語集」(他の説話集)、「平家物語」、「毛詩抄」、「キリシタン資料」、「狂言集」、「国字解」類、「心学道話」類、「歌舞伎台本」、「浮世風呂」、「安愚楽鍋」、「開化集」、「当世書生気質」、「浮雲」、「坊っちゃん」などなど。
講義による。
レポートによる。
プリントを配布する。
『話し言葉の日本史』(野村剛史)吉川弘文館
『日本語スタンダードの歴史』(野村剛史)岩波書店
A1A2に続く。