東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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メディア文化論[言語態・テクスト文化論コース](タルドからアンダーソンへ(メディア論的共同体論の系譜))

  • 科目コード:08C1606
  • 開講学期: 冬
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 山田 広昭

授業の目標・概要

ガブリエル・タルドの『世論と群衆』(1901)とベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』(1983 )をつなぐ形で、メディアが果たす役割を中心においた共同体論、国民国家論の系譜を概観する。そのさい、メディア論のいくつかの古典(マーシャル・マクルーハンやウォルター・J. オングの仕事の内容)についても触れたい。

授業のキーワード

  • ガブリエル・タルド
  • ベネディクト・アンダーソン
  • 公衆
  • 想像の共同体
  • Gabriel Tarde
  • Benedict Anderson
  • Public
  • Imagined Communities

授業計画

はじめにタルドの社会学の特徴と時代的背景について触れたあと、『世論と群衆』の抄読から始める。ついでアンダーソンの『想像の共同体』をそれとの比較において読む。

授業の方法

講義を基本とするが、受講者に著作の内容の要約やコメントを求めることがある。

成績評価方法

授業中の発表、議論への参加と期末レポートによって評価する。