東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語情報科学特別講義I(文学と哲学のはざまで)

  • 科目コード(修士): 31M200-1513W
  • 科目コード(博士): 31D200-1513W
  • 開講学期: 冬
  • 曜限: 木(Thu)4
  • 教室: 8号館 8-321
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 澤田 直之

授業の目標・概要

哲学と文学は異なる領域でありながら、その間にはつねに対話があり、相互浸透があった。特にフランスでは20世紀以降、両者は緊密な関係を保ち、相互に影響を与えると同時に、多くの問題を共有することになった。冬学期は、フィリップ・ラクー=ラバルトとジャン=リュック・ナンシーのテクストの読解を通して、文学と哲学のはざまに見え隠れする諸問題(形象、翻訳、主体、他者など)について多角的に考察していくことにしたい。

授業のキーワード

  • 文学
  • 哲学
  • フィリップ・ラクー=ラバルト
  • ジャン=リュック・ナンシー
  • 形象
  • 翻訳
  • 主体
  • 他者
  • アリストテレス
  • 演劇
  • ハイデッガー
  • ミメーシス

授業計画

最初に、フィリップ・ラクー=ラバルト、ジャン=リュック・ナンシーに関する導入的な講義を行った後、フランス語のテクストを精読する。

授業の方法

概論の後は、受講者による発表と討論を中心に運営する。

成績評価方法

授業への参加や、レポートなどにより総合的に評価する。

教科書

Philippe Lacoue-Labarthe, Jean-Luc Nancy, Scène, Christian Bourgois, 2013.

参考書

澤田直『ジャン=リュック・ナンシー 分有のためのエチュ ード』(白水社)、
アリストテレス『詩学』
その他は、授業時に提示する。