東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語態理論II(フィクションとオートフィクション)

  • 科目コード(修士): 31M200-0920W
  • 科目コード(博士): 31D200-0920W
  • 開講学期: 冬
  • 曜限: 金(Fri)4
  • 教室: 8号館 8-206
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 山田 広昭

授業の目標・概要

セルジュ・ドゥブロフスキーが自作『息子/糸』(1977)の刊行に際して初めて提出した「オートフィクション」という語・概念は、1990年代に入って、さかんに論じられるようになり、2008年のスリジー=ラ=サルにおけるシンポジウムを経て、とりわけフランス語圏での批評言語のなかでは、大きな位置を占めるに至っている。この概念がどのような実践的必要と理論的布置のなかで生まれ、発展してきたかを確認する。

授業のキーワード

  • オートフィクション

授業計画

最初に、 Philippe Gasparini, Autofiction : une aventure du langage, Seuil, 2008 ならびに Genon Arnaud, Autofiction : pratique et théories, Mon petit éditeur, 2013 に依拠してオートフィクションの歴史を概観したのち、いくつかの個別テクストを選び出して検討する。

授業の方法

講義と演習形式を組み合わせて行う。

成績評価方法

授業中の発表と期末のレポートを合わせて評価する。

教科書

 

参考書