東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語文化論特殊研究(6)(イタリア文学講読−トルクヮート・タッソ、『解放されたイェルサレム』を読む−)

  • 科目コード: 08C16196
  • 開講学期: 冬
  • 曜限: 月曜4限
  • 教室: 8号館209
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 日向 太郎

授業の目標・概要

トルクヮート・タッソTorquato Tassoの『解放されたイェルサレム Gerusalemme Liberata』は、イタリア内外を問わずヨーロッパ文学に多大な影響を及ぼしたと思われる。しかし、そのような重要性に見合った研究が(もちろん優れた研究成果は少数ながら存在するが)日本において行なわれて来たとは言い難い。最近岩波文庫に邦訳が加わったことは、誠に喜ばしい限りであるが、これも抄訳にとどまる。本授業の目的は、原典精読の機会をつくり、16世紀の韻文作品に親しむことである。

授業のキーワード

  • トルクヮート・タッソ
  • 『解放されたイェルサレム』
  • ルネサンス文学

授業計画

Gerusalemme LiberataのCanto Primoを読む。一回につき7~8連を読むことを目標とする。本作品は、古典文学の影響を大いに受けているから、随時注釈を読みながらそのことを確認する。古典語はできるにこしたことはないが、受講の必須条件ではない。

  1. 1連〜8連
  2. 9~15
  3. 16~23
  4. 24~31
  5. 32~38
  6. 39~46
  7. 47~54
  8. 復習、発表等
  9. 55~61
  10. 62~69
  11. 70~76
  12. 77~83
  13. 84~90
  14. 91~97
  15. まとめ

授業の方法

講読を基本として、授業担当者が随時解説を加える。

成績評価方法

平常点。

教科書

プリントを随時配布する。

参考書

タッソ『エルサレム解放』(アルフレード. ジュリアーニ編、鷲平京子訳)、岩波文庫(赤710-2) その他は、開講時に指示する。