東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
「音楽的な詩」とか「詩的な音楽」という表現をよく耳にするが、その意味するところは必ずしも明確でない。さらに、これらの表現だけが独り歩きして、その内実が身を以て体験されているとは言い難い。詩作品や歌曲を中心とした音楽を、その背景に配慮しながらも、社会現象や文化に還元することを極力避けながら、作品を作品として分析、鑑賞していく。教室における授業という利点を活かすことにより、詩の朗読や歌曲の演奏などの視聴をできるだけ多く取り入れ、授業を作品の体験の場としたい。
受講者の人数にもよるが、一人1回の発表を確保しながら、講義形式に演習形式を取り入れた形にする予定。受講者の発表は、事前に担当作品を指示し、その作品の分析、鑑賞を授業で発表してもらう予定。
期末レポートに、授業での発表の評価を加味する。
受講者に送信するe-mail添付のファイル、および、授業時に配布するハンドアウトを使用する。
授業時に適宜紹介する。