東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語文化論特殊研究(1)(英詩と音楽)

  • 科目コード: 08C16191
  • 開講学期: 冬
  • 曜限: 金曜5限
  • 教室: 8号館205
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 鈴木 英夫

授業の目標・概要

「音楽的な詩」とか「詩的な音楽」という表現をよく耳にするが、その意味するところは必ずしも明確でない。さらに、これらの表現だけが独り歩きして、その内実が身を以て体験されているとは言い難い。詩作品や歌曲を中心とした音楽を、その背景に配慮しながらも、社会現象や文化に還元することを極力避けながら、作品を作品として分析、鑑賞していく。教室における授業という利点を活かすことにより、詩の朗読や歌曲の演奏などの視聴をできるだけ多く取り入れ、授業を作品の体験の場としたい。

授業のキーワード

  • 英詩
  • 言語
  • 音楽
  • 歌曲

授業計画

  1. イントロダクション
  2. Old Englishの英詩と音楽
  3. Middle Englishの英詩と音楽
  4. 15~16世紀の英詩と音楽
  5. Ballad
  6. 16~17世紀の英詩と音楽(1)
  7. 16~17世紀の英詩と音楽(2)
  8. 17世紀の英詩と音楽
  9. 18世紀の英詩と音楽
  10. 19世紀の英詩と音楽
  11. 19~20世紀の詩と音楽
  12. 20~21世紀の詩と音楽(1)
  13. 20~21世紀の詩と音楽(2)
  14. 言葉と音楽
  15. まとめ

授業の方法

受講者の人数にもよるが、一人1回の発表を確保しながら、講義形式に演習形式を取り入れた形にする予定。受講者の発表は、事前に担当作品を指示し、その作品の分析、鑑賞を授業で発表してもらう予定。

成績評価方法

期末レポートに、授業での発表の評価を加味する。

教科書

受講者に送信するe-mail添付のファイル、および、授業時に配布するハンドアウトを使用する。

参考書

授業時に適宜紹介する。