東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
手書き写本の時代から現代に至るまで、西洋の書物の形態やその製作方法、流通過程がどのように変化してきたのかを概観しつつ、書物が社会や人々の生活の中で演じてきた役割を考察し、また書物史研究で用いられる多様なアプローチや分析方法について理解を深める。
初回のガイダンスの後、Simon Eliot and Jonathan Rose 編 ”A Companion to the History of the Book" を主要な教材として用い、以下のような計画に沿って各々のテーマについて考察する。
あらかじめ決められた担当者による口頭発表(教材に収録されている論考の要約と補足説明、およびそこで扱われたテーマに関する意見の発表)と教員による講義(各週のテーマに関する概論と解説)を中心に授業を進める。
授業時間内の口頭発表、授業への参加の度合い、学期末の課題レポートを基に総合的に評価する。
プリントを配布する。
授業時間内に指示する。
毎週、教材の中に含まれた論考を一篇ずつ予習し、授業に臨むことになる。発表の担当者だけではなく、履修者全員が予習してくることが前提となる。