東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
古代から近代までの日本語文法の変遷を、文構成のあり方を中心に説明する。構文のタイプの移り変わり、係り結びの発生・展開・消滅、主文主格の表示法などが主たる説明の対象となる。日本語の歴史は、それぞれの時代の中央言語、スタンダード言語の歴史であるが、そのことについても説明する。必要な限りで、音声・音韻や文字表記のあり方についても説明する。
講義による。
レポートによる。
野村剛史 『話し言葉の日本史』(吉川弘文館)
東京大学教養学部国文・漢文学部会編『古典日本語の世界』『古典日本語の世界[二]』(東京大学出版会)