東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
『言語学』(Linguistics) の一分野である『語用論』(Pragmatics) という専門分野における、特に英語の談話標識 (discourse marker)・語用標識 (pragmatic marker)の分析に関する論文原典を講読する。この活動を通し、「英語を学ぶ」から「英語で専門を学ぶ」という知的活動に橋渡しを行ない、英語で書かれた学術論文の内容を読解し、内容をまとめたり考察したり論じたりする力を養う。さらに、講読する論文で分析対象とされている談話標識・語用標識自体の機能・用法や会話構造・談話・意図理解の仕組みや複雑さへの洞察を深めることにより、英語の運用力・コミュニケーション能力を高める一助になることを副次的成果として期待したい。
初回授業において配布し説明する。
言語学・語用論における専門原典講読のための活動・ディスカッション・演習を行いつつ、適宜英語の談話標識や語彙・構文等を含む英語データを実際に扱う演習も行う。さらに、それらの目的に応じて、英語の語彙情報資源電子化辞書 『フレームネット』の内容を理解し読み取る力を習得するための解説や演習も行う予定。
平常の授業活動を重視する。授業における議論への参加度、授業前後の文献読解、演習、ミニレポート、テストなどを総合的に判断して,評価をおこなう。
授業初回において指示する。
授業にて示す。