東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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原典講読特殊演習(1)【学際言語科学コース科目】(現代ドイツ語を多様な側面から見る)

  • 科目コード: 08C15111
  • 開講学期: 冬
  • 曜限: 水曜3限
  • 教室: 5号館515
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 幸田 薫

授業の目標・概要

現代ドイツ語を語学的、社会言語学的および言語論的な側面から見たドイツ語の文章を読むことにより、言語学的、社会学的、哲学的な内容のドイツ語を正確に読む力を養う。

授業計画

以下のような文献を読む。

  1. 名詞化文体、Denglisch(英語の影響の大きいドイツ語)、2格や3格の衰退、枠外し(Ausklammerung)などについて書かれた語学的文献。
  2. ドイツ語の文法性の中立的表示の傾向、EUにおけるドイツ語の位置、海外における少数言語としてのドイツ語などについて書かれた社会言語学的文献。
  3. Wilhelm HumboldtやSapir/Whorfの言語相対論に対する現代の学者による論考。

授業の方法

授業は、毎回、担当を決めて訳読ないしまとめを発表してもらう演習形式で行う。また、当該テクストに対して予め授業担当者が用意した論点に対して、インターネットなどで調べて発表してもらい、全体で議論する。もちろん、履修者から論点を提案してもらい議論することも歓迎する。

成績評価方法

授業中の発表と期末テストによる。

教科書

プリントを用意する。

参考書

授業で指示する。

履修上の注意

自分の担当でない部分についても予習をしてきて積極的に議論に参加してほしい