- 科目コード: 08C1501
- 開講学期: 冬
- 曜限: 金曜5限
- 教室: 8号館113
- 単位数: 2.0
- 担当教員: 広瀬 友紀
授業の目標・概要
学際言語科学コースの教員が関わる言語学のさまざまな学問分野における基礎的な枠組や概念の理解を目的とするリレー講義。学際言語科学コースに進学が内定した学生向けであるが、他分科の学生の履修も歓迎する。なお、トピックは隔年で異ったものを提供する。
授業のキーワード
- 言語情報科学
- 機械翻訳
- 自然言語処理
- 統計的言語モデル
- 言語変異
- 言語変化
- 文処理
- 心理言語学
- 受動態
- 動作主体
- 動作対象
- 連体修飾
- 日中対照
- 属性と描写
- 文脈依存性
- 含意
- 語用論
- 実用論
- 綴り字と発音のずれ
- 不規則複数
- とりたて助詞
- 添加型
- 排他型
- 語彙
- 文体
- 近代化
- スペイン語
- 言語歴史地理資料
- 言語統計分析
授業計画
現在予定されているトピックを記す(追加・変更の可能性はあるので、初回授業にて最新情報を配布する。日程もこのとき発表する)。
- 英語の不思議に答える―英語史への誘い(寺澤盾)
- コンピュータが翻訳をするということ(加藤恒昭)
- 言葉と社会 - 言語変異と言語変化- (松本和子)
- 人間の言語理解 - 心理言語学実験をとおして- (広瀬友紀)
- 動作主体と対象の交代:受動態とはなにか (中澤恒子)
- 中国語の連体修飾構造の意味と機能(小野秀樹)
- 会話の含意と文の意味 (森芳樹)
- 談話・言語使用の中で構築される文法 ---「『英語でしゃべらナイト』みたいな!」(藤井聖子)
- 現代日本語の「とりたて」(近藤安月子)
- 朝鮮「近代語」の形成とその背景言語政策(三井崇)
- スペイン語の歴史資料と地理資料の数量分析(上田博人)
授業の方法
毎回異なる教員がそれぞれの専門分野に関係する一話完結の講義を行う。毎回、講義内容に基づいた小課題が課される。それをもとにディスカッションの時間が設けられる場合もある。
成績評価方法
- 毎回の授業中に課すミニレポート
- 期末レポート(各教員が出した課題のうち一つを選択)
教科書
教科書は特に指定しない。教材は毎回各担当教員が準備する、または授業中に指示する。