コーパスを用いた語彙・構文の分析。
コーパス日本語学・コーパス英語学・コーパス言語学に関して、理論や先行研究を理解し議論し考察を深める。平行して、コーパスを用いた事例分析に関する論文を読み議論する。さらに、(コーパスを用い) フレーム意味論に基づく実証的語彙研究の成果としての語彙情報資源電子化辞書 『フレームネット』や『日本語フレームネット』の分析方法・分析内容を理解し語彙分析を読み取る力を習得するための解説や演習も行う予定。
本授業では、コーパス等言語資料を用いて語彙・構文の何をどう分析するのかを考察し、分析眼・分析力を養うことを主な目的とする。分析対象となる語彙・構文としては、支援動詞構文/軽動詞構文(機能動詞)、項構造構文、モダリティ、語用標識・語用標識化、引用表現、節接続構文、複合辞、複文、などを扱う予定。演習では日本語データの分析を主に行うが、先行研究から学ぶ活動では英語に関する分析や日英語対照や他言語との対照も射程に入れる。(内容取捨選択や配列・焦点等詳細は、4月に履修者の背景や興味を聞いて調整したい。)
初回授業において配布し説明する。
講義と演習を併せる。授業での解説や議論や言語分析のための演習問題を通して、構文と語彙の形式・意味・機能・用法・語用上の特色などを分析する。言語資料から抽出したデータを用いて具体的な言語現象を吟味しつつ、分析眼を養い、実際にデータを分析する力を養うことを主な目的とする。
平常の授業活動を重視する。授業における議論への参加度、授業前後の文献読解、演習、データ分析演習、レポートなどを総合的に判断して,評価をおこなう。
初回授業において指示する。
授業において指示する。