東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
近年高まりをみせている翻訳研究のための基礎を学ぶことが、この授業の目標。学期の前半では、19世紀以降に欧米で書かれた翻訳理論のうち、代表的なものを学ぶ。後半では、イギリスで書かれた文学テクストを対象として、その日本語翻訳を検討する。
ゼミ形式で行う。様々な翻訳論の資料の重要な部分を、受講者自身が訳すことが求められる。また、翻訳作品の検討のセッションでは、受講者のディスカッションを中心として授業を進める。
授業における貢献度と最終的なレポートによる。
なし。
D.Weissbort etc. ed., Translation--Theory and Practice (OUP, 2009)
山本史郎著『名作英文学を読み直す』(講談社, 2011)