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専門分野
意味論・語用論、とくに発話行為のかかわる領域を研究している。対象言語はフランス語、ロマンス諸語、日本語。近年は、時制 (tense)、アスペクト (aspect)、モダリティ (modality)、証拠性 (evidentiality)、略称TAMEを関連づけて探求しようとしている。
業績
〈著書(抜粋)〉
- 『叙法の謎を解く』白水社, 2018年 (単著).
- 『コルシカ語基本文法』早美出版社, 2017年 (単著).
- 『フランス語の時制とモダリティ』早美出版社, 2014年 (単著).
- 『フランス語学概論』駿河台出版社, 2010年 (髭郁彦、川島浩一郎との共著).
- 『フランス語における証拠性の意味論』早美出版社, 2004年 (単著)
〈論文(抜粋)〉
- 「フランス語半過去形と叙想的時制・叙想的アスペクト」益岡隆志監修『 [研究プロジェクト] 時間と言語』ひつじ書房, 2021年.
- "Étude contrastive de quelques connecteurs formés sur le verbe «dire» en français et en japonais", Langages, no.220, 2020年.
- 「フランス語の語彙の操作性とアフォーダンス」『ロマンス語学研究』(日本ロマンス語学会)第51号, 2018年.
- 「フランス語および西ロマンス諸語における「行く」型移動動詞の文法化」早瀬尚子・天野みどり編『構文の意味と拡がり』くろしお出版, 2017年.
- 「フランス語の sujet および対応する日本語の研究」(Daniel Lebaudと共著) 青木三郎編『フランス語学の最前線』5, ひつじ書房, 2017年.
- 「En passant の文法化・語用論化について」『フランス語学研究』 (日本フランス語学会) 第50号別冊『パロールの言語学』, 2016年.
- 「主語不一致ジェロンディフと認知モード」『フランス語フランス文学研究』(日本フランス語フランス文学会) 第107号, 2015年.
- 「論証的ポリフォニー理論をめぐって」川口順二 (編)『フランス語学の最前線』3, ひつじ書房, 2015年.
- "Gérondif "non-coréférentiel"", Voix plurielles, vol.12, no.1, 2015年.
〈翻訳〉
- マリ゠ジョゼ・ダルベラ゠ステファナッジ『コルシカ語』白水社, 2020年 (Marie-José Dalbera-Stefanaggi : La langue corse, P.U.F., 2002. の翻訳・単訳)
- ジョルジュ・パラント『個人と社会の対立関係』三恵社, 2005年 (Georges Palante : Les antinomies entre l'individu et la société, F. Alcan, 1912. の翻訳・単訳)
〈国際シンポジウム(抜粋)〉
- "Gérondif non-coréférentiel et les modes de cognition", 2018年6月, Chronos 13 (於スイス連邦ヌーシャテル大学).
- "Ceci dit, cela dit, towaie, toittemo", 2017年12月, Approche contrastive franco-japonaise sur la grammaticalisation, la lexicalisation, le figement (於名古屋大学).
- ”Gérondif "non-coréférentiel””, 2013年10月, La transgression : de l'émancipation à la progression (於フランス共和国西部カトリック大学 Université Catholique de l'Ouest)
- "Les termes d'auto-désignation en japonais : un cas de polyphonie", 2006年12月, 7th Tunisia-Japan Symposium on Science, Society & Technology (於チュニジア共和国スース大学).
〈その他の業績〉
- "Modes de cognition en contraste", EU予算《エラスムス・プラス》の招待による集中講義, フランシュ=コンテ大学, 2018年.
- 「ジョルジュ・パラントをめぐって」『大杉栄全集月報』第1号 (全集第2巻附録), 2014年.