専門分野
ヴィクトリア朝とモダニズムにおけるイギリス小説を、それが書かれた時代のイデオロギーとの関連で、歴史主義的観点から研究すること。とくに現在興味をもっているのは、この時代の生体解剖論争、スピリチュアリズムの流行、イングリッシュネス概念の成立。
業績
著書
- 『神を殺した男 ダーウィン革命と世紀末』(講談社、1994年)
- 『モダニズムの詩学 解体と創造』(みすず書房、1994年)
- 『ドラキュラの世紀末 ヴィクトリア朝外国恐怖症の文化研究』(東京大学出版会、1997年)
- 『批評理論』(編・共著)(講談社、2003年)
論文
- 「英英辞典活用法 歴史的テクストを翻訳する」、『翻訳の方法』川本皓嗣・井上健編(東京大学出版会、1997年4月)
- 「ウルフのロンドン、ジョイスのダブリン テクストの舞台裏を読む」『すばる』第21巻第8号(集英社、1999年8月)
- 「文化研究としての言語態分析 エドワード朝イギリスにおける都市と田園」、『社会の言語態』石田英敬・小森陽一編(東京大学出版会、2002年4月)
- 「『モロー博士の島』と生体解剖論争」(『英語青年』、2003年10月−2005年3月連載)
- 「都市を歩くこと 『ダロウェイ夫人』における文化と意志」、『ヴァージニア・ウルフ「ダロウェイ夫人」』窪田憲子編(ミネルヴァ書房、2005年公刊予定)
翻訳
- ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』、集英社、1998年7月
- ジュリアン・バーンズ『10 1/2章で書かれた世界の歴史』(共訳)、白水社、1991年6月
- ブレンダ・マドクス『ノーラ ジェイムズ・ジョイスの妻になった女』(共訳)、集英社、2001年6月
国際シンポジウム
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その他の業績
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受賞
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