専門分野
元来は英文学、特にルネサンス期の詩が専門であったが、当時の英詩に曲が付けられた歌曲に出会って以来、詩と音楽の関係に関心が移っている。最近では特に、声と言語の起源に興味を持っている。教育面では、英語の精読とCALLの可能性を模索している。
業績
著書
- 『これからの大学英語教育——CALLを活かした指導システムの構築』(「異文化理解能力と実用的な発信力の養成」を分担執筆、竹蓋幸生・水光雅則編、岩波書店、2005年)
- 『シリーズ言語態2、創発的言語態』(「ルネサンス期のsong研究の方法論を求めて——メロポイエーシスの可能性を探る」を分担執筆、藤井貞和・エリス俊子編、東京大学出版会、2001年)
- 『オーデン詩集』(「年譜」を分担執筆、沢崎順之助訳編、思潮社、1993年)
- 『想像力の変容——イギリス文学の諸相』(「寓意を超えて——W. H. オーデンの『放蕩児の遍歴』序論」を分担執筆、高松雄一編、研究社出版、1991年)
論文
- 「自然、声、そして歌——メロポイエーシスの諸相」(『文学』岩波書店、第5巻第2号、2004年)
- 「英語教育とOED——現場での試みより——」(『英語青年』研究社、第141巻第1号、2003年)
- 「コンピュータ時代の英文学研究」(『英語教育』大修館書店、第45巻13号、1997年)
- 「個人研究者におる電子テキスト処理をめぐって(上)(下)」(『英語青年』研究社、第142巻2号-第3号、1996年)
- 「シェイクスピアの歌曲」(『シェイクスピアリアーナ』丸善、第10巻、1990年)
- 「英詩と音楽——Song研究をめぐって」(『英語青年』研究社、第128巻12号、1983年)
- 「Campionにおける詩と音楽——"Follow thy fair sun"と"Seek
the Lord"をめぐって——」(『英文学研究』日本英文学会、第61巻2号、1984年)
翻訳
- 「『詩的なるもの』(M. Dufrenne)試訳——その1、その2」(『言語・情報・テクスト(東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻紀要)』、第10巻第1号-第11巻第1号、2003年3月-2004年3月(継続中、未完)
- 『ニューグローヴ世界音楽大事典』(監閲、翻訳、リライト項目数総計約500項目、柴田南雄総監修、講談社、1994年7月-1995年4月)
- 『オーデン詩集』(沢崎順之助訳編、思潮社、1993年8月所収の、Christopher Isherwood,
"Some Notes on Auden's Early Poetry"の訳、「初期の詩についての覚え書き」と、John
Hollander, "Auden on his Sixteeth Birthday"の訳、「還暦を迎えたオーデン」)
国際シンポジウム
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その他の業績
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受賞
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