東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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河崎 啓剛 / KAWASAKI Keigo (准教授)

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  • 専門分野

      韓国語学、韓国語史(特に中世韓国語文法論)、日韓対照言語学。関心分野の広がりとしては、日本語や中国語を始めとする東アジア諸言語の歴史や類型論等。 認知言語学的アプローチ、対照言語学的アプローチ、通時的視点と共時的視点から多角的に捉えるアプローチを重視している。

    業績

    著書

    • 『中世韓国語感動法とは何か』(朝鮮語)(新丘学院新丘文化社[韓国]、2017年)
    • 『韓国書誌学の先鞭:前間恭作の作業を中心に』(朝鮮語)(韓在永・李賢煕・河崎啓剛共著、ソウル大学出版文化院[韓国]、2015年)

    論文

    • 「奎章閣韓国学研究院所蔵『校訂交隣須知原稿』について ― 明治三十七年(1904)本前間恭作ㆍ藤波義貫共訂 『校訂交隣須知』の原稿」(朝鮮語)(李賢煕・河崎啓剛共著、『書誌学報』第37号、韓国書誌学会[韓国]、2011年)
    • 「“語基説”と中世韓国語の動詞活用」(朝鮮語)(『形態論』13巻2号、形態論集談会[韓国]、2011年)
    • 「‘얻다’[結婚, 交合]と ‘얼운’[成人]について」(朝鮮語)(『国語学論集』第7集、ソウル大学国語国文学科[韓国]、2011年)
    • 「均如郷歌解読のための漢文資料の体系的対照と巨視的アプローチ」(朝鮮語)(『口訣研究』 第29輯、口訣学会[韓国]、2012年)
    • 「『月印釈譜』巻20毀損部分の復元と利用」(朝鮮語)(河崎啓剛・杉山豊・정혜린共著、『国語学』 第67輯、国語学会[韓国]、2013年)
    • 「所謂感動法の‘-ㅅ-’について」(朝鮮語)(『国語史研究』第19号、国語史学会[韓国]、2014年)
    • 「15世紀韓国語の属格‘-ㅅ’の異表記の分布」(朝鮮語)(『震檀学報』 第123号、震檀学会[韓国]、2015年)
    • 「周時経の『大韓国語文法』の異本とその成立過程」(朝鮮語)(李賢煕・河崎啓剛共著、『奎章閣』 46、ソウル大学奎章閣韓国学研究院[韓国]、2015年)
    • 「中期朝鮮語「하다」「만ᄒᆞ다」の意味的関係」( 『朝鮮語研究7』、ひつじ書房、2017年)
    • 「中期朝鮮語連体形「‐오‐」の「特定化用法」について」( 『朝鮮学報』 244輯、朝鮮学会、2017年)
    • "A suggestion for inputting and encoding Tangut characters: Report on the development of the “Tangut Cangjie Input Method”"(SCRIPTA 9、The Hunmin jeongeum Society[韓国]、2017年)
    • 「中期朝鮮語連体形「-오-」の「特定化用法」について(Ⅱ) ― 「非特定連体節」の様々な用法 ―」(『韓国語学年報』 第14号、神田外語大学韓国語学会、2018年)
    • 「中期朝鮮語の幾つかの副詞対の意味的対立 ― 接尾辞の意味の違いを求めて ―」( 『朝鮮学報』 第249·250輯、朝鮮学会、2019年)
    • 「中世韓国語‘Xᄃᆞᆮ다’の多義性と意味拡張」(朝鮮語)分担執筆(林枝龍ほか共著、『認知言語学探求の現況と課題』、韓国文化社[韓国]、2019年)

    その他の業績

  • (書評)「小倉進平(1938) 『朝鮮語に於ける謙譲法・尊敬法の助動詞』―東洋文庫論叢 26, 東洋文庫―」(朝鮮語)(『国語学論集』第7集、ソウル大学国語国文学科[韓国]、2011年)
  • (翻訳転載)「〔特別寄稿〕中期朝鮮語連体形「‐오‐」の「特定化用法」について」(朝鮮語)(『形態論』21巻2号、形態論集談会[韓国]、2019年)
  • (翻訳転載)「〔特別寄稿〕中期朝鮮語連体形「-오-」の「特定化用法」について(Ⅱ) ― 「非特定連体節」の様々な用法 ―」(朝鮮語)(『形態論』22巻1号、形態論集談会[韓国]、2020年)
  • 受賞

    • 2016年 12月 国語学会[韓国]一石国語学研究奨励賞
    • 2017年 6月 一石学術財団[韓国] 一石国語学学位論文賞