東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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郷原 佳以 / Gohara Kai (准教授)

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専門分野

(1)文芸評論家・小説家モーリス・ブランショを中心とした19-20世紀フランスにおける文学言語論の分析。ただし、文学言語を日常言語と異なる特殊な言語と捉えるのではなく、むしろ、言語そのものの本質を指し示すものとして、さらには、視覚芸術等の他領域にも通底する「イメージ」の探究として捉えている。

(2)硬直した哲学的図式が文学的テクスト分析によっていかに脱構築されるかを、ジャック・デリダの読解を通して探究している。

(3)20世紀から現代のフランスを中心とした、レトリックをめぐる諸問題と言語思想との関係の分析。

業績

著書

  • 『文学のミニマル・イメージ モーリス・ブランショ論』左右社、2011年。(単著)

論文(抜粋)

  • 「物語と第三の空席――村上春樹とモーリス・ブランショ」『早稲田文学』第6号、2013年。
  • « Atsushi Miyakawa et Maurice Blanchot – fascination de l'image », Cahier de l'Herne Blanchot, Éditions de l'Herne, 2014.
  • 「三角関係の脱臼――書くことと愛、ブランショとデュラス」『マルグリット・デュラス 生誕100年 愛と狂気の作家』河出書房新社、2014年。
  • 「「終わりなき対話」と「終わりなき分析」――ブランショとフロイト」『関東学院大学文学部紀要』第131号、2014年12月。
  • 「L'enfant que donc je suis、あるいは、猫のエピソードはなぜ「自伝的」なのか」『現代思想 総特集デリダ』2015年2月臨時増刊号。
  • 「近い他者 遠い他者――デリダと文学的想像力」『早稲田文学』2015年夏号。

翻訳(抜粋)

  • ジャック・デリダ『滞留 [付――モーリス・ブランショ『私の死の瞬間』』2000年。(共訳)
  • モーリス・ブランショ『政治論集 1958-1993』月曜社、2005年。(共訳)
  • ジャック・デリダ『散種』法政大学出版局、2013年。(共訳)
  • エレーヌ・シクスー/ジャック・デリダ『ヴェール』みすず書房、2014年。(単独訳)
  • ジャック・デリダ『獣と主権者[Ⅰ]』白水社、2014年。(共訳)
  • クリストフ・ビダン『モーリス・ブランショ 不可視のパートナー』水声社、2014年。(共訳)

国際シンポジウム(抜粋)

  • « L'enseignement par le dis-cours – la forme de l'enseignement selon Blanchot », Forum « Philosophie et éducation », CIPh, Paris, janvier 2008.
  • « La « passion du tout » ou d'une totalité à « facettes » infinies », A Workshop on Maurice Blanchot's Le Pas au-delà, The Centre of Modern Thought, University of Aberdeen, March 2010.
  • « From Abraham to a ram – Derrida's focus on animals », 2nd Derrida Today Conference, Goodenough College, London, July 2010.
  • « Critique et traducteur – la passion du « tout » et de l'« entre » », Journée d'étude : « French theory au Japon », CIPh, Maison Heinrich Heine, Paris, mars 2016.