このホームページの製作者

このホームページの製作者


■氏名:大森 晋輔 (おおもり しんすけ) Shinsuke OMORI

■所属:東京芸術大学音楽学部准教授

■略歴:こちらをご覧ください

■関心領域:ピエール・クロソウスキー研究を出発点に、主に20世紀のフランス文学・思想の文脈において、西洋の伝統的思考の仕方の限界とその新たな可能性を探ること(特にカトリシズム、広くはキリスト教の問題も適宜絡める形で)。またこれと関連した形で、言語とコミュニケーションの問題、文学と文学以外のジャンルの芸術(美術・音楽・演劇など)との関係にまつわる問題を探ること。

■これまでの主な研究活動:

〈論文〉

  • 「偽装の教理、教理の偽装:ピエール・クロソウスキーのニーチェ論」(修士論文、東京大学大学院 総合文化研究科 言語情報科学専攻、2003年3月)
  • 「体験と言語:P.クロソウスキーのニーチェ論におけるシミュラークルについて」(言語態研究会会誌『言語態』第4号、2003年10月、145-167頁)
  • 「スペクタクル・模倣・ステレオタイプ:クロソウスキーと絵画」(言語態研究会会誌『言語態』第5号、2004年10月、51-62頁)
  • « Le langage et la communication : Nietzsche et Roberte chez Pierre Klossowski »(MASTER論文、フランス、クレルモン・フェラン第2大学、2006年6月)
  • 「『老い』の言語態:ナボコフ『ロリータ』における家族的役割と『老い』」(言語態研究会会誌『言語態』第7号、2007年7月、5-14頁)
  • 「ピエール・クロソウスキーの作品における演劇性の研究に関する序論:そのカルメロ・ベーネ論をめぐって」、日本フランス語フランス文学会関東支部論集第17号、2008年12月、185-198頁)
  • 「シミュラークルとスペクタクル:ピエール・クロソウスキーにおける神学と演劇」、LACワークショップ論文集vol.2、2009年3月、41-50頁)
  • « À la recherche d'un « équivalent » : Klossowski, son Nietzsche et Roberte »(東京大学大学院 総合文化研究科言語情報科学専攻内紀要『言語情報科学7』、2009年3月、189-204頁)
  • 「言葉の試練としてのエクフラシス:クロソウスキーによる『アエネイス』の翻訳をめぐって」(言語態研究会会誌『言語態』第9号、2009年5月、47-63頁)
  • 「ピエール・クロソウスキーの作品における伝達の概念と方法としてのドラマトゥルギー」(博士学位論文、東京大学大学院 総合文化研究科 言語情報科学専攻、2010年3月)
  • « Vers une « nouvelle langue » de la communication : la théâtralité dans les écrits sur la peinture de Pierre Klossowski », (『フランス語フランス文学研究』第97号、日本フランス語フランス文学会、2010年8月、93-107頁)
  • 「ピエール・クロソウスキーにおけるタブローの概念」(『東京藝術大学音楽学部紀要』第36集、2011年3月、1-20頁)
  • 〈口頭発表〉

  • 「交流、シミュラークル、共犯性:クロソウスキーから見たバタイユ」(バタイユ・ブランショ研究会、2003年7月26日、東京大学駒場キャンパスにて)
  • 「スペクタクル・模倣・ステレオタイプ:クロソウスキーと 絵画」(上の同タイトル論文の原型になったもの。言語態研究会、2004年7月1日、東京大学駒場キャンパスにて)
  • « Spectaculum et simulacrum:introduction à la réflexion sur la théologie et le théâtre chez Pierre Klossowski »(Centre d'Études Multiculturelles de la Maison du Japonでの発表、2007年7月28日、パリ国際大学都市日本館にて)
  • 「シミュラークルとスペクタークル:ピエール・クロソウスキーにおける神性と演劇の関係について」(日本学術振興会 人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業「文学・芸術の社会的媒介機能」(LAC)ワークショップでの発表、2007年12月6日、東京大学駒場キャンパスにて)
  • 「ピエール・クロソウスキーの作品における演劇性の研究への序論(クロソウスキーとカルメロ・ベーネ)」(日本フランス語フランス文学会関東支部大会、2008年3月16日、学習院大学にて)
  • 「新たな伝達の『言語』へ:クロソウスキーの絵画論にみられる演劇性」(日本フランス語フランス文学会秋季大会、2009年11月7日、熊本大学にて)
  • « Le mariage selon Klossowski : à partir des Lois de l'hospitalité »(国際シンポジウム「結婚の脱構築:レヴィ=ストロース、ボーヴォワール、クロソウスキー、デリダ」、2010年11月20日、九州日仏学館にて)

    〈研究ノート〉

  • 「『神の死』の遊戯:バタイユを読むクロソウスキー」(東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonances レゾナンス』第2号、2004年3月、82-83頁)
  • 「『魂』はどこに? クロソウスキーと精神分析」(東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonances レゾナンス』第4号、2006年9月、90-91頁)
  • 〈展評〉

  • 「『書く』と『描く』のあいだに:2006-2007年、ロンドン・ケルン・パリで開かれたクロソウスキー展によせて」(東京大学大学院総合文化研究科フランス語系学生論文集『Résonances レゾナンス』第5号、2007年10月、82-83頁)
  • 〈翻訳〉

  • ピエール・クロソウスキー『かくも不吉な欲望』(松本潤一郎氏との共訳)、河出文庫、河出書房新社、2008年11月(ISBN:978-4-309-46312-4)
  • 〈その他の活動〉

  • 「もう一人の『ロベルト』:若きクロソフスキーの肖像」、『ふらんす』2011年8月号「特集:没後10年・クロソフスキーとバルテュス」、白水社、17-18頁
  • 東京芸術大学アートリエゾンセンター主催の文化講座「フランスの詩と歌の愉しみ」(全四回) 2010年10月7日、10月21日、11月18日、11月25日
  • 展覧会「陶酔のモンマルトル 1880-1910:「シャ・ノワール」をめぐるキャバレー文化と芸術家たち」(2011-2012年)企画開催に際し、東京芸術大学音楽学部受託研究による影絵芝居再現映像制作における仏文和訳に協力、2011年1月‐3月。
  • 外国語学習サイトMywebcampusに仏⇒日の翻訳者として協力(2010年より継続中)
  • トップページに戻る